前の記事からの続きです(ブログでの記事掲載日は前後しますが、時系列になるようにリンクを貼っていきます)。
受診のきっかけ
E太が高校に行かなくなってすぐ始まった夏休み。
その過ごし方について、検討したり試したりしたことは別記事で書こう。
スマホの利用についての話し合いや約束はE太の強い拒否によりできずじまい。
昼夜逆転はひどくなり、以前は多少はしてくれていた手伝いもしなくなった。
夜はスマホを預かる、と私がいうと家を飛び出して行ったりするのは、
母親の私が強すぎて彼にとっては抵抗の手段が他にないからなのだろう。
そして8月の終わりの金曜日にリストカットをしたので、
私はやり方を変えねばならなくなった。
傷としてはごく軽いものではあったが、エスカレートさせられても困る。
何よりあなたの命が大事なの。
健康であってほしいからゲームの時間を減らしてほしいと言っているのであって、
それで命が失われたり健康が損なわれるようでは本末転倒、と話した。
そもそもわが子が元気で幸せであってほしいと常々願っているからこそ
ゲームの作り手の思うままにはまらせられていくのを阻止したかった。
私はあなたの敵じゃないし、怒っているのはあなたにじゃない。
はまりやすい人の特性をよくよく理解したうえで
はまらせようはまらせようという明らかな意図を持って
ゲームの開発をしている節操のない作り手たちに、私は腹を立てている。
ゲームについて制約を受けることが嫌なのはわかった。
私はもう押さえ込もうとするのはやめた。
E太は自分で「このままではいけないと思ってる」とはいう。
それならそれで、私からは制約をしない代わりに、明日病院に行こう。
カウンセリングを受けた方がいいと思う、と伝え、同意をとりつけた。
病院選び
うちは過疎地在住で、病院の選択肢は少ない。
専門医にかかるときは1時間半~2時間くらいかけて街へ出なければならない。
私がE太のスマホ依存のことで最初に相談したのは、かかりつけの小児科。
禁煙外来の看護師さんにお話してもらってからも状況は改善しなかったので、
少し前に先生が入院施設もある精神科の病院の医師に紹介状を書いてくださった。
ところが、紹介された病院に問い合わせると、
子どもは診ていないといわれてしまった。
私はとにかくカウンセリングが必要なのに違いないと考えていた。
思春期外来のある大きな病院は、
初診の予約は2~3ヶ月後にしか取れないとのことだった。
そんなに待っていられない。
リストカットが深刻化したらどうする。
明日受診したい。
平日は通学と私の通勤があるので、
土曜日に受診できるところなら継続して通うにも都合がいい。
それで「予約不要」「心療内科」で検索した。
E太は受診に積極的ではない。
ただ、私がせめて病院には行ってくれというから渋々同意した。
当然、朝からは動けない。
土曜日の午後までやっている街の病院を探し、行ってみた。
ヤブ医者さん
ところが、結論からいうと、ひどいヤブ医者だった。
「不登校」で困っていて、と話し始めたが、
私がシングルマザーであることを確認した途端、
「どうやらお母さんの愛情不足ですね。
批判するわけじゃないけど、
ちょっとあなたのしつけが上手じゃなかったってことだから、
これから上手にやっていきましょう」と、
一体いつの時代の説だろうかという話をし出す医者だった。
よくわからない切抜き集ファイルを見せられて、ほら、そう書いてあるでしょう、などと説明する。
私は初対面の赤の他人にどうこういわれるほど
自分が愛情不足の子育てしてるとは思ってないし、
むしろうざがられるくらいに愛情込めてるし表現してて、そこは自信ある。
私はそういう危ない話に巻き込まれない経験を積んでいるけれども、
子どもの不登校で悩んでやっとの思いで受診したようなお母さんが、
このヤブ医者のおかげでよりいっそう傷つき自分を責めてしまうかもしれないと思うと
唖然とすると同時に腹が立って腹が立って。
第一ほんとに愛情不足のお母さんにそんな説明して「はいそうですか」って改められるわけでもなし。
この人の説、百害あって一利なし。無責任にもほどがある。
は?見たんですか、私の子育て?けんか売ってんですか?
いえ、そりゃ私の子育てが完璧だという自信まではありませんよ。
直すべきところもあるでしょう。
しかし、この医者が言ってることが最低だということくらいはわかる。
そして私が子育てを改善すべきだとしてもこの医者に頼ってはならないことも。
そして挙句の果てに、詳しい事情も何も聞き取らずに
「ちょっと元気になる薬を処方しておきますね」ときたので私の怒りが爆発し、
「それはあんまりじゃないですか?
カウンセリングとか、ないんですか。
話も聞かずにいきなりお薬って、どういうことですか。」
などまくしたてたら
ヤブ医者さんうろたえて、
「もう少し話を聞きましょうか。
いや、娘が心療内科の専門でね、もうすぐ来ますから、
希望されるなら待っていればカウンセリングもできますよ。しますか?」などと言う。
後から看護師さんに確認すると、予約対応でいっぱいなのでかなり待たされるという。
いや、もともと待つつもりもないけどね。
息子は「リラックスを」といわれ、連れて行かれた別室で
ウォーターベッドみたいなものに寝そべって
ゆらゆらされてきたという。
黙って注射とか点滴とかされなかっただけよかったのかも・・・。
病院を出るなり「・・・ひどいヤブだったね」とふたりで大笑い。
この一件で、たとえ受診が2~3ヶ月先になるとしても、
「ちゃんとした病院」に行かないとだめなんだな、との認識を
親子で共有できたのは収穫だった。
また、「ん?」という違和感程度の頃から予約しておかないと、
合う病院に巡りあう前にどうにかなっちゃうかもしれないとの危機感も持った。
とりあえず、近所の小児科じゃなくて、遠くの病院に連れて行かなきゃという危機感を私が持っているとE太に伝えられたことと、E太がそれには大きな拒否を示さなかったこともよかった。
それから、便利に土曜日の午後までやっている病院を怪しむ人に私はなってしまった。
書籍と病院予約
そして、腹立ち紛れに帰りにショッピングモールの書店に寄ったら、
あのヤブ医者よりは役に立ちそうな「ゲーム障害」の本があったので購入。
その本によれば、本人の合意がないのにスマホを解約とか、
取り上げるなどは、親子関係がこじれるので避けましょうと書かれており、
私もそんな気がしていたので、そうすることにした。
検討していた「ちゃんとした病院」も巻末のゲーム障害に対応してくれる各県の病院一覧に
載っていたので、週明け9月の最初にそのなかのひとつの病院に予約を入れた。
月初めに翌月(ほかの病院では翌々月のところも)の予約を取るが、
午前中で初診の枠は埋まってしまったりする。
私は後悔したくないので違和感を感じたらすぐ動く、
できることをなるべくあれこれやってみるという主義でやってきていたが、
それでもやっと10月に初診だった。
あとで医療事務経験者の友人にあのヤブ医者の話をしたら、
「いるいる、専門でもないのに看板出しちゃう医者!
後ろで看護師さんもそのとおりだ、って内心思ってたはずよ!」
と言ってくれて、そこでもまた大笑いした。
この続きは以下の記事をご覧ください。





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