冬休み直前に医師に確認したこと

スマホ依存

前の記事からの続きです。

■メモの意味

精神的にジェットコースターのような毎日で、
頭の中がフル稼働しているので休まる暇がなく、そうなると
自衛本能なのか、ちょっと前のことが思い出しにくくなる。

でも毎日の一つ一つの出来事が何かの伏線になるし、重要なので、
忘れないようにメモしていた。
単位と時間数のことなど、聞いている瞬間は理解しても、
メモがなければ絶対覚えていない。
私のメモが増えるときは状況がひどいとき。

この混乱のまま日が経ってしまったら、
「なんか大変だったけど何だったっけ」というくらいの記憶しか残らない。

私はこれが悔しくてたまらない。
今こんなにがんばっていることを、後から振り返って
「うわー、よくがんばってたねー」と言いたい。

何が大変だったのか、後からちゃんと確かめたい。

書き留めておけば、年単位で時間が経っても、
五感で思い出せる。

落ち着いてから読むと、「よくやってたな」と思う。
将来そうするのだと思えば、無駄になってしまうことも含めて
瞬間瞬間を精一杯がんばることに意味があると思える。

小学生のころからそうやってきついことを乗り切っている。
将来の自分にほめてもらうのが自分へのご褒美。
私ってなんて経済的なのかしらと思う。

■保護者だけで受診

補講の説明会があってから3日間はとにかく丸一日学校で過ごし、週末となった。
E太本人は学校に行った金曜日、私だけで病院を受診。
確認や相談したいことが山ほどあったので、漏れがないよう書き留めて行った。

【入院について】

①治療の具体的中身は?

朝起きて夜寝る生活となる。
3食は時間が決まっていてみんなで一緒に摂る。
午前中は作業療法を行う。革細工や、病棟でできる手作業。
週1回主治医と面談し、薬の調整など行う。

①’追加質問:薬はなるべく避けたいので、処方があった場合は知らせてほしいのですが。

症状によって、眠れないなどがあれば処方することがある。
心理検査の結果、発達特性で、薬を飲めば集中できるなどの判断があれば、
本人との話で決めていく。
副作用があったり、治療がうまくいかないなら変えていく。
保護者に対して1回1回薬の報告はしていない。
(要望を伝えたので、病院側の都合のよいタイミングで知らせることはできるというようなお話だったと記憶)

②補講のない12/29~1/3だけでも入院できないか。その間に心理検査ができないか。

年末年始で休みなので心理検査はできない。
当直もその期間は他病院から来ることになる。

【今後の治療について】

・授業出席との兼ね合いで、午前中病院には来られず、心理検査が受けられない。
心理検査が終わらないと何も始まらないということなので、
土曜日も診察してもらえる病院への転院も検討している。
転院のためには紹介状が必要とのことだが、その紹介状を書いてもらうために受診することもできない。

転院先の病院に予約が取れたら紹介状を作成する。
状況が変わっているなら受診が必要だが、そうでなければ作成はできる(私の記憶がちょっと曖昧だが、そんなような話だったと思う)。紹介状の受け取りは郵送も可能。支払いについては振り込みも可能。
転院後は、再度こちらの病院を受診するなら新患扱いとなる
(つまり月初の午前中に電話して翌月の予約が取れなければまた翌月月初まで待たないと予約が取れない)。
新患扱いではあるが、転院先に入院機能がない場合など、入院の相談は可能。

【本人の意識と保護者としてのサポートについて】

・少し意識が変わったようにも見受けられる。起きて自分で支度している。
しかし、嫌だと思いながら無理やりで続くのか心配している。
保護者としてサポートするにも仕事の都合などあり、
時間を気にしながらなのでどうしてもピリピリしてしまう。

本人の希望をこまめに聞きながら、本人に留年したくないという思いがあるならサポートすればよい。

【時間の意識について】

・間に合わせようという気力のなさに私や家族が振り回される。
30分でも1時間でもかけてのんびり(と見える)歯磨きをしていて間に合わないということもある
(ある歯科医院で「ながら磨きがよい」との張り紙を見てからの癖)。
病院予約も遅刻ばかり。
私の職場への遅刻もひどく多い。
それで「スマホ依存で時間を取られて生活を回す最低限のことができていない」と非難すると、
スマホを取り上げられたくないE太は「ちゃんと自分でできている」と主張する。
私から見た事実と異なるので、その認識すら共有できないことにこちらは混乱し絶望する。
中学生までは学校の支度など問題なくできていたので、やる気の問題が大きいとは思うが、
周囲に負担をかけているからちゃんとしようという思考回路が働かないのはどうしたらいいか?
私は遅刻しないために車を飛ばすのが毎日命がけできつい。

他のことに集中していたり、ぼんやりしていたりで本当はできていないとかは発達特性の可能性はある。
目で確認できると情報として入りやすかったりする。
この時間はこれ、とイラストで示すとか、ホワイトボードに書くなどを試してもいいかもしれない
(ちょっとぴんとこなかったので試していない)。
1時間歯磨きしたら間に合わない、現実この時間には出かけれらないよ、
言われるのが嫌なら自分で行動しようねと繰り返し伝えるしかない。

【カウンセリングについて】

・入院が状況的に許されないのであれば、どのような改善方法があるか?
本人が気持ちを整理するためのカウンセリングなどは病院では望めないのか?どこなら可能か?

心理士との予定の調整が必要だが、カウンセリングは希望すればできる。午後でも可。
授業との兼ね合い次第。
(え、受けられるんだ?当初、カウンセリングは心理検査を受けてから、と聞いたように記憶しており、それであきらめていた。これまで困ってますと伝えていたつもりだが、具体的に「カウンセリングをしてほしいんです」と私が思いついて伝えないとたどり着けないんだな、と、がっくりきた)

【医師より】

ここまでの状況でも、どう促してもスマホを手放さないのは、執着・依存ではある。

■薬のこと

医師の所作を見ていて、おそらく、精神科というのか心療内科というのかの医師というのは、
「薬を処方するまでが診察」という習わしなのかな、と感じていた。
これまでも、相談する中で、「夜(ゲームのイベントに参加したり生放送見たり、うまい人と一緒にゲームするために)寝ません」というと、「不眠ですね~」とカルテに書き込もうとされる。
E太は寝入りに苦労している様子はないし、朝も起きられなくて大変ということで、
不眠ではないだろうと思う(専門家的にはこれを「不眠」というの?よくわからないけど)ので、
いちいち、私から「あ、いえ、不眠ということではないです。」と訂正していた。

なるべくなら薬には頼らずに改善するといいなと私は望んでいたから、
ゲーム障害についての書籍に、ゲーム障害自体については服薬はしないとの記載があったのが心強く、
もしかして薬の処方?となりそうな雰囲気を感じると、ちょっと警戒していた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました