ブログの動機

子どもたちのこと

息子のE太は、幼いときからとてもとても、ゆっくりな人。
ゆっくり、にかーっと笑う子だった。
急かしても、じっくり、丁寧。
まじめな優等生でやってきたが、その実、座右の銘は「めんどくさい」。

娘のBゴンは、ちゃきちゃきしていて、
生まれ出てきたときにも
「なんて目に合わせてくれたのーーー!」と
責めるような泣き方をしていた。
いかなる理由があろうとも、
オムツ替えが終わるまでは絶対に泣き止まない。
赤ん坊の頃から
こうと決めたら周囲をも動かし、貫く。

ふたりとも、外圧で動くということはあんまりない。
時間とか都合とか、気にしない。
モチベーションがすべての人たち。

それぞれ高校生、中学生になってから
自閉症スペクトラム障害という診断をもらった。
以前は自閉症、アスペルガー、発達障害などといっていたものを
ひっくるめて、最近はそういうのだそうだ。
知的障害のある人もない人も含めるんだって。

ブログ作成の動機

とくにアスペルガーとか発達障害の場合、
今は当事者によるマンガとか本とかSNSでの発信とかが
たくさんされているので参考にしたいんだけど、
自閉症スペクトラム障害とひっくるめられてしまうと、
以前使われていた用語ではどれにあたるのか
よくわからなくて不便だなと思う。

いずれにしても、
当事者が発表してくれているものといっても
大人になってからのものが多いし、
思春期の子について具体的な事例を知ることができる機会は
ちょっと少ないなと私は感じている。

わが子のことで悩んだり駆けずり回ったりしている保護者は
本当はたくさんいるはずだけど、
発信にまで手が回る人は少ないだろうし、
何しろ公にするにも配慮が必要だから難しいよねとは思う。

お金を生み出す行動ではないにしろ、
これだけ時間と労力と精神力をかけて
いろいろなことを経てきたので、
同じような道を通るかもしれない誰かの参考になるかもしれないと、
メモを残しておこうと思った次第。

そして、私たちの体験は、都会ではなく過疎地の話であって、
だからこそ書いておく意味があるんじゃないかなと考えている。

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